太田和之税理士事務所

コラム

コラム一覧

2024年6月25日

外注費と給与

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   7月は税務署の人事異動の季節です。 新しい転勤先の税務署で、「早々に税務調査で重加算税の対象となるような大きな不正事案を発見したい!」とでも考えるのでしょう。 この異動直後の7月8月の調査が一番厳しいものになるといわれています。 今回は税務調査で度々論点になる「外注費と給与…

2023年8月8日

従業員による横領があった場合

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所の太田です。   「先生、今から事業を始めようと思うのですが注意する事は何かありますか?」   税理士という職業柄このような質問を受ける事はよくあります。 注意すべきこと、数えきれないほどあります。 資金繰り、銀行との付き合い、人繰り、労働時間、税金、老後資金、、、、、、 &…

2023年8月3日

高額特定資産の3年縛り

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。 インボイス制度が始まることもあり、最近「そもそも自分は消費税を納める必要があるのか」という問い合わせが多くあります。   消費税は基本的には「前々期の課税売上高が1000万円超」の事業者が納税義務者となります。 しかし、ここに様々な特例が絡み合い、税理士試験でも鬼門になるほど複…

2023年7月27日

業種別税務調査ポイント(小売業編)

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   多種多様な働き方に対応するためか、大企業であっても従業員の副業を認める会社が増えてきました。 例えば愛知県ですと ・アイシン ・カゴメ ・エイチーム ・大同メタル といった大企業も副業を認めているようです。   サラリーマンの副業はWEB作成やライター業、イラスト…

2023年7月21日

無予告調査の要件

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   先日、有名Youtuberに査察が入った事が大きな話題になりました。 「税務調査くらい誰でも入るものじゃないの?」 という声も一部でありましたが、これには少し誤解があります。   税務調査は、税務署が行う所得税や法人税等に規定されている質問検査権により行う「任意」…

2023年7月13日

クレジットカードの明細書は領収書の代わりになりますか?

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   インボイス制度開始まであと3か月を切りました。 現場では大きな混乱が予想されています。   近年課税庁は「消費税には厳しく対応する」と明言しており、例えば消費税の還付が発生する申告をするとかなり高い確率で税務調査が入っています。 また、税務調査においては今までなぁ…

2023年6月29日

貸倒損失~事実上の貸倒れ~

前回、法律上の貸倒れについて解説しました。 今回は事実上の貸倒れについて解説します。   事実上の貸倒れ ・金銭債権につき、その債務者の資産状況、支払能力等からみてその全額が回収できないことが明らかになった場合   法人税基本通達9-6-2に規定されています。 法的には権利は消滅していないが、実質的に回収は不可能というケースです。 ただし…

2023年6月22日

貸倒損失~法律上の貸倒れ~

前回に続きまして貸倒損失について解説します。 前回の記事で通達上貸倒れには「法律上の貸倒れ」「事実上の貸倒れ」「形式上の貸倒れ」があると伝えました。   法律上の貸倒れ 法律上の貸倒れは法人税基本通達9-6-1で取り上げられており、   ①法的整理手続による債権の切捨て ②法的整理手続によらない関係者の協議決定による債権の切捨て ③債務者…

2023年6月15日

貸倒損失~概要~

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   コロナ融資の据置期間が終わり徐々に返済が始まっているかと思います。 正直返済が厳しい、資金繰りが不安 そう思っている中小企業も多いかと思います。   コロナ融資が始まった時から 「多額の融資を受けている中小企業は返済が始まったら倒産してしまうのではないか」 という…

2023年6月8日

日当を利用した節税

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。 以前解説させていただいた「社宅を利用した節税」は大変多くの反響を頂きました。   世間で「節税」と囁かれている手法は、そのほとんどが課税の繰り延べで本当の意味で税金を減らしているとは言えません。 そんな中、実質的にも税額を減らすことが出来る「社宅を利用した節税」はきっと納税者の…